2009年09月30日

~あの日を忘れない~

 はじめまして。㋃から「小規模多機能あん」で働いています大兼久(おおがねく)と申します。只今、午前二時。長い長い夜勤の途中です。本当に夜勤とは不思議な時間を提供してくれます。時計の針がほとんど進まないように感じるこの時間を利用して、自分自身を振り返ってみようと思います。初めてのブログになります。よろしくお願いします。

 「あん」が開設して半年間。何も考えずにただただ走ってきたような気がします。多くの仲間たちとの出会い、言い争ったり時には抱き合って泣いたり・・・かなり濃厚な半年でした。あの恐怖の四月をよく乗り切ったなぁ・・・と感慨深いものがあります。(思い出したくないような気持も・・)

 思えば、今年の二月。私はある方と国際通りの地下の喫茶店にいました。沖縄県のコーチと言えば、この人しかいない!と私が信じている「オフィス紀々」の仲里 紀子さんにコーチングを依頼していたのです。生れてはじめての経験でした。


 実は私は、今春から「ライフサポートてだこ」に行くべきか、これまで勤めていた福祉複合施設にとどまるべきかをかなり迷っていました。県内最大大手といってもよい○本○○字社が経営する前職場は待遇は公務員なみでした。当然、退職することは親や兄弟からは反対されていました。ましてや長い間培ったソーシャルワーカーではなく、介護職という初めての職種。いずれケアマネージャーに戻るんだとは分かってはいても・・はたしてやっていけるのだろうか・・・という不安が大きくなかなか一歩が踏み出せずにいました。
 そこで私は、自分の思いを整理するために紀々さんのコーチングを受けてみることにしたのです。非常に不思議な体験でした。彼女の言葉一つによって、導かれる過去の自分。まるで眠っていた自分がゆり動かされ目覚めさせられたようなあの時間。

 その結果、分かったのです。私は、「池の中で飼いならされてゆく養殖の鯉ではなく、険しい滝を登る野生の鯉だと。」その言葉は、紀子さんとのやり取りによって私自身が自分を語った言葉であります。その時に決心しました。「ライフサポートてだこ」という険しい滝を登ろうと!
紀々さんとのやり取りのメモ用紙は今でも大切にしまってあります。そこには信じられないぐらい素敵な言葉の数々が、まるで金平糖のようにちりばめられています。読み返すとあの時間が自分の中によみがえり、勇気が湧いてくる気がするのです。

 プロのコーチの力の凄さを見せつけられ、思いっきりすっきりと自分を見つめることのできたあの時間を私は決して忘れない!と思っています。

 半年たった今、ライフサポートてだこの滝は正直思っていた以上に険しいと感じたり、いや絶対大丈夫と自分に言い聞かせたりしながら毎日を過ごしています。ただ、あの日を忘れない限り、私は決して現在歩いている道を後悔だけはしません。今はまだ滝にもたどり着いていないかもしれませんが、野生の鯉は必ず故郷の滝を目指して泳ぐのだ・・と決心するばかりです。  

                                                               大兼久 知子



Posted by ライサポ事務局 at 13:36│Comments(1)
この記事へのコメント
夜勤、お疲れ様です。
転職されたこの半年、
濃密な時間を過ごされたようですね。。
生命溢れんばかりに
上へ上へと昇っていく姿を
(陰ながら)応援しています。
がんばれ~!!
Posted by akitryakitry at 2009年10月02日 21:53
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。